太陽光モジュールはメンテナンスフリーではありません。I-Vカーブ測定、セルラインチェッカー、サーモグラフィーなど専用機器による測定とモジュール洗浄サービスを提供します。
太陽光発電システムはクリーンでしかも長寿命の素晴らしい再生可能エネルギーです。エネルギー自給率4%の我国では重要なエネルギー源として1993年に発売以来20年以上が経ちました。発売当初は1kw当たり370万円だったシステムも現在は1kw当たり30万円(住宅用)を下回り急速に普及が進みました。しかし素晴らしいシステムであっても人間が造った工業製品ですから、必ず不具合は起きます。パワーコンディショナーの寿命は約10~15年、太陽電池モジュールは20年以上と言われてますが、最近の調査で他の工業製品に比べても高い故障率である事が判明しました。中でも太陽電池モジュールは、設置枚数が多く、不具合が有っても発電がゼロにはならない為、発見が困難で、ユーザーも気がつかずに見過ごされてきました。特に産業用は発電不良が事業採算を悪化させます。パネルの数も多くその性能診断が大変重要です。当社は太陽光発電専用測定機器(ストリングトレーサーなど)での保守点検が特長です。末永く安心してご利用される為にも、定期的に専用測定機器による点検をされる事をお勧めします。当社は専用測定機器を使ったメンテナンスを通し、すべての太陽光発電ユーザーのお役に立ちたいと願っています。
太陽光発電施工で意外と軽く考えられているのが影の影響です。ストリングトレーサー(専用測定機器)でIVカーブを測定した事例を紹介します。写真の電柱は南側にあり、その影の影響を受けた系統のIVカーブは階段状に変化していて、FF値(0.7が標準)も0.5前後になっています。これは発電出力が50%程度に低下している事を示しています。解決策は電柱かモジュールのどちらかを移設するしかありません。この様に影は思っているより、深刻です。施工の際は影にならないような注意が必要ですが、設置時は開放電圧のみを測定して正常と判断しているだけです。システムの発電量が気になる際は当社のIVカーブ特性測定を受けることをお勧めします。
写真の状況をストリングトレーサーで測定した結果
1.IVカーブではハッキリ影の影響が出ているが開放電圧(Voc)には差がない。
2.IVカーブと同じくFF値(最大出力対比)には影の影響で差がハッキリ出ている。(0.7が標準値)
3.下図のPVカーブを見れば電力低下がはっきり分かります。この様にわずかな電柱の影でも発電量は低下します。電線などのケーブルでも結果は同じです。もちろん埃や鳩の糞などでも同じ現象が起きます。太陽光を遮らない様にする事がとても大事です。
開放電圧を測定するだけではこの様な不具合は発見出来ません。影の影響は1系統で8枚の場合、1枚だけに影があっても直列接続の為に、流れる電流が減少して1系統全部(8枚)の発電出力が低下します。
産業用太陽光発電システムの売電収入の損失額は20年間になると莫大です。当社は専用測定機器による診断で不具合の状況が直ぐにわかり莫大な損失を防げます。
太陽光発電は、長寿命ですが、工業製品ですからいつかは不具合が発生します。しかも屋外設置で、経年劣化も起こります。またモジュールの不具合は発見が難しく、買取期間が20年の産業用では、事業採算を大きく悪化させます。よって定期的な発電性能測定が不可欠です。
当社は専用測定機器による発電性能測定を行なうメンテナンス専門会社として、数多くの案件に対応してきました。なかでも野立て案件で多いのが発電性能測定以外にモジュール洗浄や除草などです。そこでそれらをセットにした、お得な「年間保守点検」を設けています。
当社と同様に専用測定機器を使用して産業用太陽光発電のメンテナンスを行っている会社で、中四国、近畿、首都圏までをカバーしています。太陽光発電のメンテナンス(年間保守契約、スポット保守点検、除草対策、モジュール洗浄など)のご相談に迅速に対応できます。お気軽にお問い合わせ下さい。
2017.2.7new! | 「改正FIT法のパンフレット」をアップしました。 |
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2017.1.1new! | 太陽光発電協会「太陽光発電保守点検ガイドライン2016/12/28制定」をアップしました。 |
2016.2.12 | 経産省「再エネ特措法等の一部を改正する法律案」が閣議決定されました。 |
2015.3.1 | メンテナンス対応料金を改定しました。 |
2015.2.24 | 「経産省」再生可能エネルギー買取価格委員長案を掲載しました。 |
2014.12.26 | 「太陽光発電協会」再生可能エネルギーへの提言資料へのリンクを掲載しました。 |
2014.12.22 | 九州電力太陽光発電接続申し込み回答再開へのリンクを掲載しました。 |
2014.5.30 | 産業用太陽光発電保守ガイドラインへのリンクを掲載しました。 |
2014.3.24 | 再生エネルギー買取価格決定の詳細を掲載しました。 |
2014.2.4 | 産業用50kW以下のメンテナンス価格を追加しました。 |
2014.2.3 | オール電化・太陽光発電施工請負サービスをアップしました。 |